浜松市中央区神ヶ谷町にある
臨済宗方廣寺派の中本山「洞雲寺」(とううんじ)。

洞雲寺がこの地に開創したのは室町初期の応永11年(1404)、
開いたのは深奥山方廣寺(浜松市北区引佐町)を開いた無文元選禅師の法弟にあたる大信正及和尚であった。

表参道を進むと、ゆるやかな登坂となり、ほどなく朱塗りの山門が目に入る。天保3年(1832年)再建の四脚門で、軒下に「天龍山」と揮毫された縦型の額が掲げられている。文政13年(1828年)時の住職全扶和尚が京都の御室御所において拝領した後桃園天皇の勅額である。

山門をぬけ、数段の石のきざはしを上ると正面に本堂、本堂東側に庫裡、そして前庭に鐘楼、西側に観音堂が配されている。
棟の高い四注造りの本堂は、室町期の伽藍が元和元年(1615年)に焼失したため、元禄4年(1691年)に再建されたもの。すでに300年近い風雪に耐えてきている。

平成30年9月29日の本堂解体合同法要から始まった本堂新築工事は令和3年11月にプレオープンを迎えました。

場内の案内

洞雲寺は遠州浜名湖岸巡拝、東海四十九薬師霊場寺院礼所になっています。
洞雲寺所在地
静岡県浜松市中央区神ヶ谷町4273
交通:遠鉄バス大久保線で神ヶ谷西下車、西へ400m
洞雲寺所在地
静岡県浜松市中央区神ヶ谷町4273
交通:遠鉄バス大久保線で神ヶ谷西下車、西へ400m